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おおむら子ども食堂について

”子ども食堂”とは、居場所の在り方のひとつ。

提供できるものは、食事だけではありません。

一般的に児童福祉の対象となる子どもたちの自立には”十分な依存体験”が必要だとされています。

十分にかまってもらう時間、それがあって、食事も学習も、体験も、生活支援も生きてくるのです。

逆にそれがなければ、こども食堂とファーストフードの区別、学習支援教室と進学塾の区別はあいまいになってしまいます。

おおむら子ども食堂・会場の様子
おおむら子ども食堂・会場の様子
おおむら子ども食堂・会場の様子
提供できるもの①
​~栄養や知識~

カロリーやビタミンといった栄養、学習支援であれば漢字や算数の知識。

無料や低額で提供されること以外は、街なかの定食屋や進学塾と変わりません。

提供できるもの②
~体験(交流)~

友だちと一緒に食べたり、遊んだり、野球にサッカーにボードゲーム、川辺のバーベキュー、海や山へのキャンプ、田植え……。そんな”ふつう”の子どもたちが親から与えてもらっている体験が不足または欠如している子どもたちに、団体や地域で提供します。

親や先生と違う第三の大人との”ナナメの関係”なども、この体験に含まれます。”特別な体験”に限らず、たとえば”みんなで鍋をつつく”という、多くの人にとっては特別ではない体験。そうしたことが、ある子には特別な体験となることもあります。

提供できるもの③
~時間~

自分に関わり、自分を見て、自分に声をかけて、自分の話を聞いてくれる時間。これらが、子どもたちの中に”何か”を溜めていきます。この時間が、つながりを生み、居場所の外にもつながりをつくるきっかけになります。

街で出会ったときに「こんにちは」だけで終わらない地域づくりにつながればと考えています。

提供できるもの④
~生活支援~

そこを訪れるさまざまな子どもたちから発せられる、何らかのサイン。それをキャッチして専門支援、制度サービスにつなげられる可能性があります。表立って掲げられると子どもは、かえって来づらいものです。

──子ども食堂が必要に応じて、子どものサインをキャッチできるような”気づきの拠点”になる─

それができれば、子どもはもちろん、家族も含めたさまざまな事態に対応できます。

ポイントは”時間”。
子どもには、かまってもらう時間が必要なのです。

話しかけたり、耳を傾けたり。そうした人との関わりの中で、子どもたちは社会性や常識を身につけ、語彙を増やし、物事の見方や考え方を学んでいきます。そこに十分な時間がかけられたとき、その相手やそこにあるモノ、それを包む空間は、その子になじみ、構えなくてよくなり、自分が自分でいられるようになり、居場所になります。

おおむら子ども食堂も、たくさんの子どもたちが「十分な依存体験」を得ることができる場所のひとつになれればと考えています。

おおむら子ども食堂・会場の様子
おおむら子ども食堂・会場の様子
おおむら子ども食堂・会場の様子

運営者に関する情報

名称

大村子ども食堂実行委員会

設立

2016年5月5日

代表者

田崎 裕隆

​後援

大村市

事務局所在地

〒856-0831 大村市東本町2‐2

メンバー

農家、元大学教授、医師、教育関係者、公務員、会社員、僧侶、個人事業主、保育士、看護師、調理師、主婦、学生など

電話番号

090-2806-9306

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